先日、3人の子供を連れて初めての海外旅行・秋のカナダに行ってきました!
海外の景色、暮らし、デザイン、言葉、非日常を楽しめるのが大好きで、初めて母に海外に連れて行ってもらった17歳の頃から子供ができる29歳までは毎年のようにどこかに飛び、これまで旅した国は約30カ国。
最後の海外旅行は、一番上の子が1歳半のころ。2歳になると飛行機代がかかるようになると知り、今のうちと夫婦と子1人、グアム旅行に行ったのでした。
その後子供が2人、3人となり、世界的なパンデミックもあり、海外から遠ざかっていた私ですが、もう我慢ならん(笑)
というわけで、今年こそはみんなで海外に行きたい!と具体的に調べ始めたのが今年2月のこと。
そして航空券を買ったのが4月。旅行に行ったのが9-10月。
こう書くと簡単に決めたかのようですが、実は
「子連れで海外ってあらゆる面でハードル高くない?!本当に実現できるかな…」
という不安がありました。そのブロックを乗り越えるにはいくつかのきっかけがあったのですが、それについてはまた別の機会に譲るとして、今回はカナダ・バンクーバーに行くことにした経緯を綴ってみます。
この記事は
子どもを連れて海外旅行に行ってみたい!という方へ
・子どもと行くならドコがいい?
・どう決める?
・こどもが海外に興味を持つために親ができることは?
実際の最新体験談から、具体的にイメージするヒントになったら嬉しいです!
カナダに行くと決めるまで
子連れ海外、どこがベスト?
今年こそ海外と自分の中で決めた後、子連れで行きやすそうな場所のガイドブックを色々とみることに。
よくある「子連れで行きやすい海外旅行先ベスト10」なんかで書かれているポイントは
・飛行機の時間が短い
・時差が少ない
・子どもと食事しやすい料理、レストランが豊富
・子どもと過ごしやすいレジャースポット
・観光地の移動が楽
・日本語が通じるホテルやお土産屋さんがある
などでしょうか!
グアムやハワイ、シンガポールやバリ、韓国や台湾、それともオーストラリア?…どこも楽しそうっちゃ楽しそうだし、絶対ココ!ともならず。
そこで格安航空券を調べられるサイト↓↓で実際の航空券をリサーチしてみると…
・ヨーロッパ(イギリスやドイツ)だと家族5人で合計100万〜150万越え
・シンガポール・マレーシアなど遠めのアジア 5人で50‐70万円前後(LCCだと30万前後)
・台湾・韓国など近めのアジア 5人で15万‐25万円程度
幸い夫も私も平日でも仕事の調整ができるので、お盆や正月、GWなどのピークタイムは避けられるのですが、それでも航空券と宿泊費、食事や観光など諸々含めると、旅の予算はヨーロッパ・北米あたりだと200万円、アジアでも超近場をのぞけば100万くらいはかかるかもなぁとざっくり考えていました。
そうなってくると、我が家の家計状況では毎年のように行くわけにもいかない!…子供が何歳の時がベストなんだ?そんな風にも考え、行くと決めたものの本当に今年行けるのかなという不安もよぎる。
そんなとき、所属するNano Englishの仲間の中で、2024年のビジョンボード(自分のやりたいこと叶えることをつめこんだもの)のシェア会がありました。
そこで「LCCのZIPAIR」ならアメリカにも就航していて、結構安いという情報をキャッチ。これが大きな転機になります。
海外行けたらいいのにな~とぼんやり思っているくらいでは話は進みません。
今年こそ行くぞとアンテナを貼り始めたおかげで本当に動き出しました。
決めた理由①LCCで安く行けるから
早速Zipairを調べてみると、サンフランシスコやホノルル、シンガポール、そしてまもなくバンクーバーも就航!とのこと。
さらにさらに、Zipairでは6歳以下の子供がかなりお得に旅行できるUnder6制度を発見!
軽く検索すると、片道30000円代から。諸々込みでも5人で40万切る価格。
5人のうち、下の2人が6歳・3歳でU6の今行くしかないじゃない!と段々前のめりになる私(笑)
LCC未経験なので少々不安でしたが、JALの子会社ということと、いくつかブログで口コミなども見て大丈夫と思えました。
真ん中が6歳の今のうち!
決めた理由②娘が「カナダなら行きたい」と言ったから
娘は普段から新しい土地や初めてのことには不安が大きいタイプで、以前も「海外も別に行きたくないし」などと言っていました。
私が行きたくて海外旅行計画をスタートしましたが、下の二人はなんとかなるだろうけど、4年生の娘がどうしたら乗り気になってくれるだろうなんて思っていたのです。
ZIPAIRや他の航空券を調べながら、何気なく娘に「どこなら行ってみたい?」と聞くと、このときは「カナダならいいかな」との答えが!!!
カナダは私自身20歳の頃に初めて1人で10ヶ月ワーホリで過ごした思い出の場所。
東海岸の方で過ごしていたのでバンクーバーは行ったことがなかったけれど、「カナダに家族で行けるなんて、いいじゃん!」と、ここまでどの国もピンときていなかった私も大賛成!
そうこうして、Zipairでバンクーバーに行こう!と一気に加速しました。
私が前のめりに計画するのを、倹約家の夫はどういうかしらと思ったけれど、夫も案外乗り気です♡(夫もカナダは初めて)
もうこれはほんとに行くしかない!
決めた理由③小さい子も過ごしやすく、母も行きたい場所だから!
娘のこと、そしてZipAirが安いことで、もうカナダしかないと思った私ですが、下の二人(年長・年少)とも過ごしやすそうということも、決定打になりました。
食事もハンバーガーやピザなど馴染みがあるものが多いし、自分が住んだことがあるだけに過ごしにくさはないことはわかっているからですね。
すでに国内線で飛行機を経験していたのも良かったと思います。
息子たち、去年はじめて飛行機にのったとき(羽田ー大阪伊丹へ帰省旅行)は不安があったけれど、結果的には機内も楽しく過ごせたので。また飛行機に乗ろうね!と話しました。
(2時間足らずだった国内線と比べ、9~10時間と長くはなりますが、スクリーン解禁&寝れば行けるだろうと軽く考えていました)
時差のことや、チョロチョロ走り回って迷子になったらどうするとか、飛行機が安めとはいえお金のことも。そして体調不良などあったら?と不安要素は考えればキリがないのですが、、
母もカナダは大好きで行きたい気持ちのほうが断然強く、計画を進めることにしました。
夏休みの航空券は売り切れ!秋に行くことにした。
当初調べていたときには7月~8月の夏休み期間が販売されていたので、夏休みに行こうと考えていました。
しかしバンクーバーに就航した3月、一気にチケットがなくなり…夏休み取りそびれたー!!
OMG
「夏休みに行く」が絶対条件のご家庭なら別の行き先や、別の航空会社を探すところでしょうが、我が家は「Zipairでカナダに行く」が、ここまでの絶対条件。
そこで4月以降、小学校とこども園の新年度予定が出揃ってから日程を組むことに。受け取ったら即、年間予定表とにらめっこ。
9月後半から10月はじめなら運動会や遠足などの行事ともかぶらずに行けるとなり、念の為小学校の担任には事前に相談し、最終的に日程を決めました。
夫の仕事もピーク時期ではなく、私のお仕事は自分で調整してクリア。
またまた狙った日程が売り切れるのは避けたいということで、エイヤッと航空券を購入しました!
ZIPAIR公式サイトから航空券購入(パスポート取得前)
ちなみにこの時点では子どもたちのパスポートはありません。それでも購入はできました。
航空券を買うときにひとりひとりパスポート番号を入れるところがあるのですが、ここは変更可能とのことで、デタラメ番号をいれました。
ただし名前はあとから変更不可とのことで、ローマ字のつづりは気をつけなきゃいけません!
パスポートに申請する通りのローマ字で入力します。(基本的にはヘボン式で、それ以外にしたければ別途申請などがいるみたい。伸ばす音がある人は要注意ですよね)
子どもの世界を広げるために親ができること
大きく3つの理由で行き先を決めたわけですが、「②娘が行きたいと言った」この件について一番思うところがあり、少し深めてみたいと思います。
海外拒否の娘、カナダへの興味が加速したきっかけは調べ学習
昨年度末、娘は学校で外国についてグループ研究&発表する機会があり、娘はカナダチームを選んで、色々と調べていたんですね。
特に、カナダの国民的カフェTim Hortonsの可愛いドーナツTim Bitsや、ビーバーのしっぽという名前のBeaver Tail、ポテトにチーズとソースがかかったPoutineなど、日本とはちょっと違った「カナダの美味しい食べ物」に興味津々♪
だから私が尋ねたときに「カナダなら行ってみたい」と言ってくれたわけです。
食い気味に「え、じゃあ行こう」という母に、はじめは戸惑っていた娘。
飛行機は何時間乗るの?と心配そう。ゲームやアニメ見放題だよというと、それならいいか、と(笑)
やりたいことは叶うと思えるマインドは、叶える経験の積み重ね
カナダなら行ってみたいという気持ちになったときに、「よし行こう!」と行動にうつせたことは、実際に旅行してきた今、本当に良かったと思っています。
なぜなら子供の「知りたい!」とか「気になる!」とかいう気持ちは一過性のものだから(例外もありますが)。
子供の「やりたい」を却下するほど、もったいないことはないと思うんですね。
…そうは言っても、日々のアレしたいコレしたいに全て快く応えられるほどの器はないのですが…
ドンドン興味が移り変わる中、子供の熱々の気持ちをキャッチして「やりたいと願って行動すれば、叶う」という経験を積み重ねてほしいのです。
それからもう一つ、大切だと思うこと。
「興味があることを深めると、更に気になるが広がっていくこと」
その面白さも、肌で、心で、感じてほしいと思います。
海外に行くことはあまり考えたことがなく、以前は「ずーっと千葉のこのお家で過ごしたい、留学なんて考えない!」と言っていた娘ですが、今回旅の中でこんな言葉を聞くことができました。
「もし来年もカナダに来れたらね…」
「留学で来ることになったら今度はさ…」
こんな風に話していて、確実に未来の選択肢が広がっているのを実感しました。
日々の暮らしの中で、世界への興味の種をまこう
最近になって娘に聞いた話によると、実はグループ研究でカナダチームを選んだのは、私がよくカナダの話をしていたから、だそう。
そんなに意識していたつもりはないのですが、時々カナダでのエピソードを話していたのは印象に残っていたみたいです。
家庭の中、日々の親子の会話は、親が思う以上に子どもたちに影響していますね。
あらためて、自分たちの身の回りのことだけでなく外に目を向けることを意識するといいなと感じました。
海外に行ったことがある人はそのときの話をするもいいし、外国の人と交流した経験があればそんな話もいい。
それだけでなくニュースやテレビ番組、アニメや映画を見ながら海外の暮らしに意識を向けてみるのもいいですよね。
我が家では、世界の果てまでイッテQやYouはなにしに日本へ?などのテレビ番組を見ながら、海外ではこんな風なんだね~と話したり、ディズニープラスやAmazon Primeで海外発のアニメを見るなどしています。
それから日々の絵本タイムに英語の絵本を取り入れるのも、海外への意識が広がるきっかけになりますね!海外の子どもたちに身近な題材なわけですから、日本と一緒だなぁということもあれば、違って面白いなぁということもたくさん発見できます。
身近なものの名前がのったイラスト辞典がオススメ
また子供向けのイラスト辞典は日常的に使うものが凝縮されて載っているのですごくおすすめです。
子どもたちは日本語でも動物や乗り物、いろんな色の名前や食べ物などが載っている本がすきじゃないですか?
海外のイラスト辞典にもこういった本が多々あります。身近なものの英単語にふれられるので、おうち英語をしているママたちにも人気があります。
ただしストーリー性のある絵本とは違って、こんなお悩みも。
・単語をいう以外の楽しみ方がわかりません!
・単語の発音に自信が持てません
・使い所がわからずお蔵入りしちゃってます…
実はちょっとした知識と工夫次第で、案外簡単に活用できるようになるんですよ!
英語のイラスト辞典、コツがわかると…
・身近な単語にたくさん触れられる
・単語を言う以外にもいろんな楽しみ方を知る
・イラスト辞典を使って親子でちょっとした英会話あそびができるようになる
・イラスト辞典が手元にないときにも、ちょっとした英会話が楽しめるようになる
幼稚園や学校、子供向け英語教室の中で英語にふれるだけでなく、親子の時間にちょっとずつ英語に触れられると、小学校高学年や中学校で英語の学びが本格化してくるときにも、英語への壁を感じずにいられますね。
当教室では、親子で簡単な英会話を楽しめるようになる「イラスト辞典から始まる親子の英語コミュニケーション」という講座を開催しています!
使用するのは、日本の親子向けに特別に作られたNano‐World Picture Dictionary。とってもかわいいだけでなく、イラスト辞典としてもオススメポイントだらけの1冊。
現在新規参加メンバーを募集中ですので、なんだか気になる!面白そう!と思われたらぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
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